大村ひであきブログ

大村ひであき活動レポート(2009年6月4日号)

2009/6/4 - PM2:24

【サンデープロジェクト 出演、討論】
5月31日(日) 10:00~11:45

○田原総一朗さんをメイン・コメンテーターとする日曜日朝の定番の報道番組。この日のテーマは3つ。
まずは、北朝鮮の核実験・ミサイル発射問題。この点に関しては、北朝鮮に関する衆・参の抗議決議にもあるように、与野党の枠を超えて断固たる制裁措置を講じ、アメリカ、中国、ロシア等6カ国協議の枠組みと国連の下で、北朝鮮の核開発を断固阻止し、拉致問題を含め北朝鮮との諸問題を解決していく必要があるとの認識で一致。

○次に、党首討論の話題を経て年金問題。5年に1度の年金の財政検証の結果について、大村からは、
「年金の検証は10年、20年、30年~50年の長期にわたる日本経済そのものを見通すようなもの。足元のデフレ、物価・賃金・経済成長がマイナスといった状態が20年も30年も続くということでは、そもそも年金どころか日本経済、国家財政、医療などの社会保障もすべて破綻してしまう。そうした日本そのものの破綻シナリオを議論することはナンセンス。物価上昇率1.0%を前提にすれば、長期の実質賃金上昇率1.5%、長期金利2.7%というのは、これまでの30年間くらいをみれば、ある意味で妥当な数字とも言える。それよりも、民主党が言っている基礎年金7万円をすべて税で賄うと23兆円。しかし、消費税収は5%で13兆円。これを消費税率を上げないで賄うと言っている。岡田、前原代表の時は3%上げると言っていた。しかし、小沢氏で一切いらないということに変わった。誰が見てもできないのは明らか。できないことをやるやると言うのは、これこそが『やるやる詐欺』ではないか。」
と特に民主党の前原氏に向かって指摘。
(これは、今年の国会で前原氏が麻生総理に「まるでやるやる詐欺だ」と言ったことに対して、そっくりその言葉をお返ししたという趣旨で言いました。ある意味すっきりしました。)

○最後に、コーナーが変わって、田原さんと大村。
そして、経済評論家の勝間和代さん(シングルマザーで3人の子育て中)。近藤薫さん(シングルマザーで2人の子育てをしながら、無認可保育園を運営)の4人で「子どもの貧困」について議論。
大村からは、「子どもが生まれた家庭環境によって、人生のスタートラインで大きな差ができることは望ましくない。日本が健全な社会であるためには、誰もが可能性を持ち、努力すれば報われる、チャンスにおいて公平、公正な社会であることが必要であり、そのため、こうしたスタート段階での格差をできるだけ小さくする必要がある。そのために、すべての子どもが健やかに育つよう、子どもを持つ家庭に対する支援を充実していくことが重要。」と申し上げた上で、さらに具体的に以下の点を提言。
「1.小学校にあがる前の幼稚園、保育園のいわゆる幼児教育を無料化すべき。
2.児童手当てなどの経済的支援の拡充。特に、小・中・高の学用品、給食費、修学旅行などの費用を支援する就学援助。奨学金などの充実。
3.高校、大学などの高等教育を能力と意思があれば誰でもアクセスできるような支援。
などを重点的に行っていく必要。こうした施策を総合的に行っていくために「子ども省」のような役所を作ることも検討すべき。未来の日本を託すのは子ども達。子どもへの投資はまさに未来への投資。これからも国政の中心テーマとしてしっかり取り組んでいきたい。」
大村もまだ子育て中。田原さんも娘さんの子ども、お孫さんの子育て中。とにかく将来の無限の可能性を持つ子ども達への支援を充実していくことに国民のコンセンサスは得られており、具体的にどう進めていくかについて、これからも大いに議論して実現していくことで一致しました。全力で頑張ってまいります。

[子育て支援の現況]

○幼稚園・保育サービス。放課後児童クラブ、妊婦検診、各種児童福祉サービスなどの現物給付で約2兆円

○児童手当(1兆円)、児童扶養手当(5千億円)、出産育児一時金、育児休業給付などの現物給付で約2.3兆円

[母子家庭を支える主な制度]

○児童手当 (所得制限有り/小学校修了まで)
0~3歳未満 月1万円
3歳~  月5,000円(1人目・2人目) 月1万円(3人目)

○児童扶養手当 (所得制限有り/高校卒業まで)    
*父子家庭対象外
1人目:月41,720円(全部支給)2人目:月5,000円
3人目~:月3,000円

○就学援助 (所得制限有り/中学生まで)
*高校生は奨学金、授業料免除 学用品・給食費・修学旅行などの支給

○公営住宅・保育所への優先入所

○医療費・国民年金保険料の免除(低所得の場合)

○生活保護 (都市部:子2人)月約24万円(医療費・保育所無料、高校までの教育費全額給付)
母子加算廃止→就学支援、就労支援

[21年度補正予算]

○子育て応援特別手当(20年度補正でも第2子以降分実施)
小学校就学前3年間の子1人あたり年36,000円(1回払い)

○生活保護の子の学習支援給付(月2,560円~5,010円)


☆☆☆☆☆メディア出演☆☆☆☆☆
■「太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中」
6月12日(金) 19:58~20:54
中京(日本)テレビ
今回のマニフェストは、人気お笑いコンビのオードリーです。是非ご覧下さい。
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