大村ひであきブログ

大村ひであき活動レポート(2010年6月1日号)

2010/6/1 - PM4:06

【5月21日(金) レポート】

■5月21日(金)■

○朝8時から自民党厚生労働部会。年金保険料などで作った病院を整理合理化し、売却した分を年金財源に戻すということでやってきたが、民主党政権が方針転換。全部残して独立行政法人へ。親方日の丸で合理化はしない。こんなことでは認められない。さらに詰める。病院を売却したときの利益が年金の財源に回るかどうかわからない。赤字が出たときにどうするのか?税金で尻拭いするのではないか?明確な答弁がない。行政改革の視点からして全くおかしい。

○10時過ぎからの厚生労働委員会で質問。母子家庭の母の就業支援。
一定の雇用率を目標にすべきではないか。B型肝炎訴訟。原告団との面談で冷たい官僚的答弁に終始したのは遺憾。なぜお詫びかねぎらいの一言でも言えなかったのか?また一日でも早く解決策を提示すべき。正規・非正規の格差是正のためには同一価値労働・同一賃金の原則を導入すべき。そして社会保険・厚生年金病院の独立行政法人化の法案について、先ほどの論点を中心に質しました。行政改革、国民負担、年金の財源などの観点からさらに議論してまいります。

○午後1時から自民党母子寡婦福祉議員連盟総会。事務局長として仕切り。すでに国会で議論し、付帯決議に養育費の確保、雇用の促進、常用雇用化などについて盛り込んだことを報告。喜んでいただきました。さらに具体化してまいりたいと存じます。

■大村ひであき時局講演会 (18:30~)■

○その後、トンボ帰りで刈谷に帰り、新装なった文化センターで、以下の点を中心に国政報告会。

  1. 漂流する日本~民主党政権の経済無策~デフレ推進、円高放置、空洞化。
  2. 迷走する外交~日米同盟の危機、国家を滅ぼす鳩山政権の軽さ。
  3. 社会保障の安定・機能強化で安心社会と経済成長を。
  4. 世界は立ち止まらない~今求められるのは日本の成長戦略。
  5. 今こそ大きな政治で大きなビジョンを~富国有徳、日本の再生。

○1,800人を超える多くの方にご参加いただき、盛大に開催できました。心から厚く感謝申し上げます。
日本を守るために、狂気の民主党亡国政権から日本を守るために。民主党の暴走を止めるために。参院選に全力で頑張ります。


【5月28日(金)衆・厚生労働委員会】

○自公で提案していた障害者自立支援法の改正が民主党との協議を経て合意し、賛成多数で可決。共産・社民は反対。

○内容は、民主党の主張も一部取り入れたが、骨格はほぼそのまま。

  • 利用者負担を応能負担を原則に
  • 発達障害を対象に
  • 相談支援の充実
  • 障害児支援の強化、放課後デイサービスの創設
  • グループホーム、ケアホームの家賃補助
  • 重度の視覚障害者の移動支援を対象に

○昨年、大村が厚労副大臣をやっていた時に政府提案で出したものを議員立法として成立させることができました。
党派の枠を超えて精力的に協議をし、成立に向けて努力していただいた皆さんに感謝申し上げます。
今後は施行の準備を進め、福祉現場で汗を流している皆さん、障害福祉の充実強化を待ち望んでいる皆さんに応えていきたいと思います。

○次に、B型肝炎について、原告団体との協議の場も設けない政府の姿勢を追及。

○最低賃金について、我々は地方の中小企業の生産性向上と最賃の引き上げをセットでやってきた。3年前、私は内閣府副大臣で成長力底上げ戦略の一環として、この最賃引き上げに取り組んだ。引き続き、このラインで進めてほしい。

○労働者派遣法について、膨大な解釈通達と行政機構がないと運用できないという今の制度は抜本的に改善、見直しをすべきではないか。
裁量行政。不透明で巨大な行政コスト。こうした規制のあり方は見直すべきではないか。

○今回の規制強化で職を失う人が出てくる。その悪影響を率直に認め、対策を講じるべき。そのシミュレーションもしないのは無責任極まりない。引き続きただしていく。


☆なお、厚生労働委員長が何故か昨日突然交代。藤村氏が派遣法の強行採決はできないと言ったら、即更迭。最初に候補に挙がったのが城島氏。
しかし特別委員長との兼務はいかがかと言うことで没。次は小平氏。しかし強行採決のための委員長なんて嫌だということで固辞。最後にお鉢が回ってきたのが、鉢呂氏。今日質問で強行採決はしないと約束しろと迫ったが、ゼロ回答。来週の水曜日には強行採決。働き方を決めるこんな大事な法案を10時間も審議せずに強行。前代未聞です。我々が与党のときも労働法制は働き方だけに労使の合意を尊重して慎重にやってきました。それを委員長を差し替えてでも強行採決。狂っているとしか言いようがありま
せん。しかし鉢呂新委員長は久しぶりの役回りで張り切っているそうです。ビックリです。今日の郵政の強行。来週は派遣の強行。普天間の迷走、口蹄疫の無策。いよいよ末期症状、鳩山亡国政権の断末魔の叫びです。断固闘います。

○その後、5時半過ぎに、郵政改革逆戻り法案をたった6時間の審議で強行採決。亀井大臣始め不真面目で不誠実な答弁しかなく、まともなデータも示されないまま議論にフタをして強行採決。これで日本の金融機能は一気に劣化します。経済の再生はありません。日本経済が敗戦に向かって行く歴史的な瞬間、その時と言ってもいいと思います。後は国営に戻った郵政がひたすら国債を買ってブタ積みし、国債暴落と共に破綻します。日本経済の成長に何ら寄与することなく、財政を麻痺させ財政破綻のその時
までただ国債を買い続けます。そしてある日突然一緒に崩壊。こんな愚かな間違いだらけの政策しか出てこない国に誰が投資しますか?日本企業もどんどん海外に逃げ出します。ギリシャの次は日本。そして日本が破綻した時は誰も助けられません。世界経済が恐慌に陥る時です。こんな破綻シナリオを回避する為には参院選で民主党亡国政権に鉄槌を下すしかありません。