大村ひであきブログ

2023-07-25 のつぶやき

2023/7/25 - PM11:59
  • ①昨日の理事会に続き、今日・明日の2日間、山梨県北杜市のロイヤルホテル八ヶ岳で「全国知事会議」が開催されます。 午前9時の会議開会後、国への各種提言について議論が始まり、午前中、私から、まず、「子ども・子育てにやさしい社会を実現するための提言」に関して、発言をいたしました。pic.twitter.com/
  • ②まず一つ目に、こども・子育て予算の倍増と財源の安定確保について、国は、児童手当の拡充を始め全国一律で行う施策について、実施に伴って生ずる地方負担の財源を確実に確保するとともに、地方自治体が独自に実施する少子化対策の取組に対しても、十分な財源を確保すべきであると申し上げました。
  • ③また、2つ目に、少子化対策は我が国が直面する最重要課題であり、あらゆる対策を講じていく必要があること、そのためには、経済的な支援と合わせて、希望する人が安心して子どもを産み、育てることができるよう、社会の構造や意識を変えていくことが必要であると申し上げました。
  • ④結婚は当事者の自由な意思に基づきますが、我が国では、婚姻という選択をしなかった場合、そうしたカップルから生まれた子どもは「非嫡出子」となり、原則、母親の単独親権となるなど、生まれてくる子どもが十分な法的保護を受けられないという問題があります。
  • ⑤一方、フランスには、共同生活を営むための契約を結ぶことで婚姻に準ずる法的保護を受けられる「連帯市民協約(PACS)」という制度があり、日本においても、そうした制度を整え、どのような環境にある子どもも、家族と共に平等に生活を営める社会の実現を目指していく必要があります。
  • ⑥こうした考えに立ち、愛知県では、事実婚の状態にあるカップルが届出・登録を行うことで、子どもの共同親権など、婚姻に準じた法的保護が受けられる「日本版PACS」制度の創設について、近く国に働きかけていくことを説明し、全国知事会の皆様にも賛同を呼びかけました。pic.twitter.com
  • ①続いて、「地方税財源の確保・充実等に関する提言」について、私から、愛知県では私立大学等の光熱費高騰分に対する支援を行っているが、本来、高等教育の所管は国であるため、大学の光熱費の高騰への支援も含め、物価高騰対策については、国の責任で適切に行うべきであると申し上げました。pic.twitter.com/
  • ②また、自動車関係諸税の見直しに係る措置については、日本の自動車産業をとりまく情勢は歴史的転換点を迎えており、税制のみならず、産業・雇用政策、エネルギー、カーボンニュートラルの政策も含め、大局的、戦略的な視点で将来を見据えた骨太の議論を行うべきであると申し上げました。
  • ③さらに、税源の偏在性が小さく税収が安定的な地方税体系の構築については、丁寧に議論を積み重ねるべきであり、地方の役割に見合った税財源の確保や税収全体のパイの拡大、企業や大学の地方への移転・分散などの地方創生の取組をより強力に加速化させるべきだと申し上げました。
  • ⑧私からの「日本版PACS」の提案については、青山学院大学の谷口教授から、国際人権法の観点からも、制度創設に向けた動きが迅速に進んでいくことを期待しているとの発言がありました。
  • 午前の議題終了後、総務大臣との意見交換が行われ、そのあと、ロイヤルホテル八ヶ岳の正面玄関前で、松本総務大臣と一緒に、全国知事会議の出席者の皆様と記念撮影を行いました。私たちが着ている服は、山梨県郡内地域の伝統織物「甲斐絹(かいき)」で作られたシャツです。pic.twitter.com/
  • 会議の休憩時間に、会場内に設けられていた山梨県の観光PRコーナーを見学しました。 ここは、VRゴーグルを通して、吉田口からの富士登山を体験できるブースです。 目の前には、富士山山頂から360度見渡せる大パノラマが広がっていました!pic.twitter.com/
  • ①午後2時40分から全国知事会議が再開し、「大阪・関西万博推進本部会合」が開かれました。 私からは、大阪・関西万博開催の2025年は、愛知万博20周年の節目の年でもあり、愛知県も、催事に出展し、愛知万博の理念や成果などを発信していくことで、一緒に万博を盛り上げて参りたいと申し上げました。pic.twitter.com/
  • ②また、愛・地球博記念公園では、昨年11月にオープンしたジブリパークに今年度新たに2エリアが開園し、フルオープンとなることや、2025年には、愛知万博20周年記念事業を開催し、半年間にわたりイベントを行うことを紹介しました。 大阪・関西万博の成功に向け、しっかりリンクしコラボして参ります。
  • 今夜行われた「第94回都市対抗野球大会」の決勝、トヨタ自動車(豊田市)が見事勝利し、7年ぶり2度目の優勝を飾りました! 歴史と伝統を誇る都市対抗野球大会の「黒獅子旗」奪還! おめでとうございます! 次なる目標は、秋の社会人野球日本選手権大会の連覇。 チームの活躍を応援しています!pic.twitter.com/
  • ①続いて午後3時半から、全国知事会議に出席の知事が4つのテーマに分かれて参加するセッションが開かれ、私は、「多様な個性が認められる社会の実現」をテーマとするセッションに参加しました。pic.twitter.com/
  • ②始めに、有識者として参加された、青山学院大学の谷口教授、神戸大学の青山教授(web参加)、セガサミーホールディングス(株)の一木執行役員・サステナビリティ本部長から、国際人権の視点から見た日本の現状や課題、パートナーシップ制度、企業の成長に繋がる多様性などについて、ご説明頂きました。
  • ③その後行われた意見交換では、私から、7月19日に発表した「どのような環境にある子どもも家族とともに平等に生活が営める社会」の実現に向けた国への要請書の内容を紹介し、事実婚でも結婚に準じた法的保護を受けられる「日本版PACS」制度創設の必要性などについて発言しました。pic.twitter.com/
  • ④具体的には、フランスの「連帯市民協約(PACS)」のように、事実婚であっても、子の共同親権を認めるなど、カップル間のパートナー契約に婚姻に準じた法的保護を与える新たな届出・登録制度「日本版PACS」を創設し、民法の改正を始め必要な法整備等を行う必要があること
  • ⑤また、出生届における嫡出子、非嫡出子の記載の廃止など、婚外子差別につながる法制度の見直しに取り組む必要があること
  • ⑥さらには、婚姻を選択しないカップルの子どもへの差別意識の根絶に向けた教育や啓発、病院でのパートナーの入院や手術への同意、生命保険の受取人の取扱いなど、民間レベルの社会慣行について理解促進に取り組む必要があることなどを申し上げました。
  • ⑦そして、愛知県としては、こうした制度づくりの必要性などを今後国に強く働きかけていきたい、また、民法改正など乗り越えるハードルは高いものの、都道府県の皆様にも賛同頂き、地域から声を上げていきたいと申し上げました。pic.twitter.com/
  • ⑧私からの「日本版PACS」の提案については、青山学院大学の谷口教授から、国際人権法の観点からも、制度創設に向けた動きが迅速に進んでいくことを期待しているとの発言がありました。
  • ⑨愛知県としては、今後とも、「多様な個性が認められる社会」の実現に向け、また、「どのような環境にある子どもも家族とともに平等に生活が営める社会」の実現に向け、しっかりとアクションを起こして参ります。
  • ⑩セッション終了後、座長を務められた吉村山形県知事、セッションに参加された青山学院大学の谷口教授、セガサミーホールディングス株式会社の一木執行役員・サステナビリティ本部長と。pic.twitter.com/
https://twitter.com/ohmura_hideaki/status/1683725638010798080?s=20