大村ひであきブログ

2019-07-23 のつぶやき

2019/7/23 - PM11:59
  • ②本日の全国知事会議では、まず、地方税財源の確保・充実について3点発言しました。1点目はふるさと納税についてです。被災地の支援や地域の福祉・子育てなどへのふるさと納税の活用は大変意義深いものと考えておりますが、近年の返礼品の競争は本来の趣旨を逸脱するものだと思います。 #
  • ③この6月にふるさと納税の制度の見直しが行われましたが、まだ不十分です。さらに、控除方法の変更や、返礼割合を寄附額の1割までとするなど、さらなる見直しに向けて、引き続き、議論していくべきであると強く申し上げました。 #
  • ④2点目は、車体課税の見直しについて発言しました。多くの関係の皆様のご努力により、昨年度の税制改正において一応の決着をみたものの、実質の減税規模は、当初期待していたものとまでは言えず、引き続き、今後の課題となったと受け止めています。 #
  • ⑤自動車産業は、まさに「CASE」と呼ばれる大変革の時を迎えており、その課税のあり方について、中長期的な視点に立って検討を行うことが必要とされています。引き続き、自動車ユーザーの負担軽減や税体系の簡素化が必要であることを強く申し上げました。 #
  • ⑥3点目は、地方法人課税について発言しました。昨年、一定の結論が出ましたが、まずは、地方間での財源の取り合いではなく、地方税全体を充実させていくことが必要であり、税収全体のパイを拡大させた上でどうするのか、知事会としても方向性を打ち出していくべきであると申し上げました。 #
  • ⑦今回の一連の地方法人課税制度の議論を俯瞰すると、根本的な問題は、明治以来一向に止まることのない東京一極集中の流れであり、この流れを変えていかなければ、地方税財源の配分の見直しは、また何年か経つと元の木阿弥になると考えます。 #
  • ⑧税制改正としては一定の結論が出ましたが、今後は、東京一極集中の流れを変えていかなければなりません。具体的には、企業や大学の地方への移転・分散に、政府全体として取り組んでいく必要があると改めて申し上げました。 #
  • ⑨続いて、地方創生・人づくりの議題で、リニア中央新幹線の早期整備について発言しました。6月に、私が会長を務めるリニア中央新幹線建設促進期成同盟会を開催し、東京・名古屋間の工事実施計画に基づく2027年までの確実な整備、大阪までの一日も早い全線開業について決議しました。 #
  • ⑩今回は新たに、東京・名古屋間の「未着工区間については、国、東海旅客鉄道株式会社及び関係者がスピード感をもって調整し、早期着手を図ること。」を決議に追加して、国土交通省始め関係各方面に要請しました。 #
  • ⑪また、石井国土交通大臣にお会いした際にも、全国新幹線鉄道整備法に基づき、国が責任を持って調整し、早期着工していただきたいと強く申し入れ、大臣からはしっかりやるとご発言を頂きました。引き続き、リニア中央新幹線の早期整備に向けて、関係の皆様のご支援をお願いしたいと申し上げました。 #
  • ⑫続いて、「就職氷河期世代の活躍支援」に関するPTを設置し、短期・集中的に議論の上、必要な政策を国へ要請することを私から提案しました。6月に閣議決定された「骨太の方針」において、「就職氷河期世代支援プログラム」として、3年間で30万人の正規雇用化を目標とする取組が明記されました。 #
  • ⑬就職氷河期世代は、1993年から2004年頃に学卒期を迎えた、30代半ばから40代後半の方であり、約1700万人のうち、不本意な雇用形態で働いている方や、長期間無業状態にある方、丁寧な支援を必要とする方などが100万人程度いると推定されます。 #
  • ⑭そのうち、30万人を正規雇用にすることは、かなり大変なことですが、どのような対策が必要なのか、我々としても、しっかり議論して、早急に要請書を取りまとめ、国に対して提言するべきです。全ての世代の人々が、意欲・能力を活かして活躍できる環境を整備しなければなりません。 #
  • ⑮愛知県では、就職相談体制の整備や、ひきこもり対策として、専門相談窓口の設置、さらには、学歴や職務経験を不問とした県職員採用試験として、30歳から44歳の方を対象に毎年5人から10人の採用枠を設けています。 #
  • ⑯「就職氷河期世代の活躍支援」に関するプロジェクトチームについては、その場で設置が承認され、私がPTのリーダーを務めることになりました。すみやかに、必要な政策を取りまとめ、しっかりと国への働きかけを行って参ります。 #
  • ⑰続いて、豚コレラの対策と感染拡大防止について発言しました。愛知県は、中部地区で最大の養豚県であり、複数の養豚農家が共同で施設を利用する養豚団地での一括発生もあり、今年2月から、現在まで42農場で6万1千頭の殺処分を行いました。 #
  • ⑱そうしたことから県内の全ての農場へ消毒命令を出し、しっかり消毒を実施して、必死に防疫措置に取り組んでいますが、依然として発生が続いております。本県の特徴としては、野生イノシシのいない平野部でも発生が見られることです。 #
  • ⑲豚コレラ対策として措置した予算は、6月議会までに、防疫措置等で約60億円、発生農場等への補償で約20億円強であり、合わせて80億円以上となっております。その後も発生が止まらないことから、さらに10数億円が必要であり、合計で100億円を超える予算となっております。 #
  • ⑳豚コレラ対策は、国主導のもと広域的なレベルで取り組んでいかなければならない課題であることから、全国知事会としても国に対してしっかり働きかけていく必要があると申し上げました。本日の会議はこれで終了です。明日も、積極的に議論を重ねて参ります。 #
  • 全国知事会議において、「就職氷河期世代の活躍支援」に関するプロジェクトチームの設置を提案しています。 https://t.co/z2IxtaZHrf #
  • 全国知事会議に出席された皆さんと。ANAクラウンプラザホテル富山にて。 https://t.co/RYbyl1u3jD #

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