大村ひであきブログ

大村ひであき活動レポート(2010年9月2日号)

2010/9/2 - PM2:12

【今こそ円高・景気対策を強力に実行するとき】

○菅内閣の無能無策により円高・株安が止まりません。円が1ドル85円のラインを突破しても「見守ります」としか言わない菅総理と野田財務相。その言動に失望してさらに円高が加速。1ドル83円台という15年ぶりの高値へ。平均株価も9000円を割りこみ、年初来最安値を次々に更新。まさに日本経済は危機的な状況にあります。

○ひるがえって海外を見ると、私が8月に訪問したヨーロッパ。特にドイツは1ユーロ110円の水準ですから景気は悪くありません。数年前まで1ユーロ160円だったことを考えればドイツの輸出製品、特にドイツ車の価格競争力は2~3割向上しているとの見方もあります。また、中国では工作機械の需要が旺盛ですが、その多くをユーロ安を背景にヨーロッパ企業が受注、日本勢が敗退しているとの情報も寄せられています。
また、韓国の現代もウォン安をバックに世界各地で日本車を追い上げ、次々にシェアを拡大しています。
アメリカも、オバマ大統領が5ヵ年で輸出を2倍にすると発言し、輸出主導での経済成長を打ち出しています。

○輸出で景気押し上げを狙う米欧が通貨安を放置する一方で、何の戦略もなく対策も打たない日本が円高で狙い撃ちされているのです。世界各国が成長を維持するための有利な条件を奪い合う状況なのに、日本だけが今の菅民主党政権の無策によって何の動きもありません。菅総理も閣僚も口では対策を言いますが、実行が伴わないので足元を見すかされて市場は安心して円高を仕掛けています。

○円高で日本国内の輸出企業の収益が悪化し株が売られるという円高と株安の連鎖が止まりません。このままでは、日本経済はさらに落ち込み、日本から自動車などの輸出企業がどんどん海外に出て行き、雇用も失われる空洞化がどんどん進んでしまいます。こんな状況になっても何もしない菅政権は今や日本にとってその存在そのものが悪となっています。私が6月16日の菅内閣不信任の討論で申し上げた「不幸の大魔王」という言葉が不幸にも的中してきました。しかし、こんな状況がこの後数カ月~半年も続いたら、日本が壊れてしまいます。

○我々自民党は先の参院選で第一党となり国会で発言権を確保しました。我々が了解しないと法律も予算も通りません。逆に言えば日本の運営に共同責任を負ったと言えます。だから我々はスジの通った政策なら十分協議した上で成立させていくことはやぶさかではありません。むしろ我々がリードして政策を成立させていく姿勢が必要です。
しかし、今の菅内閣は我々との話し合いを一切考えていません。日本の国の運営に責任を持つという当たり前の責任感が全く無いのでしょう。
一刻も早くレッドカードで退場に追いこんでいかなければなりません。
その上で与野党で話し合いができ、真正面から政策協議ができる体制を一日も早くつくり上げていく必要があると思います。
そしてできるだけ早く国会を開いて円高・デフレ対策と景気対策を強力に行っていきます。

○そういう意味からも今回の民主党代表選挙は大いに注目しています。正々堂々と政策論争で代表を決めて頂いて、その上で我々自民党と国会で真正面から政策の議論と協議ができる体制ができることを望んでいます。
今こそ党利党略ではなく日本の国益を考えて円高・景気対策に全力で取り組んでいく時です。

○やらなければならないことは決まっています。日本の国をFTA、EPAでさらに開放し、世界からアジアからヒト・モノ・カネを受け入れる。外国人労働者も投資もどんどん受け入れる。思いきった補正予算を編成し、内需を拡大。金融のさらなる緩和でデフレを脱却。あわせて、アメリカと濃密な交渉を行い、行き過ぎた円高は日本だけでなく世界経済ひいてはアメリカにとっても好ましくない。それを是正するための政策協調を行うことを合意する。それを受けてG8を開催し、世界経済の持続的な発展のためには為替の安定が不可欠というメッセージを発する。
以上、現下の円高を早急に是正する為のロードマップを示すと概略こんな感じですが、要はそれを着実にやり遂げるだけの政治的なリーダーシップがあるかどうかが問われています。今こそ日本の政治の叡智を結集して総力戦で対応していけなければなりません。全力で取り組んでまいります。


【哀川翔さんと楽しい仲間とで釣り大会】

○8月28日(土)夕方から矢作川河口で夜釣り大会です。
俳優の哀川翔さんが子どもを連れて参加。翔さんから「釣りと合わせて周りの掃除もしてキレイにしましょう。そうすると気持ちがいいじゃないですか。」と趣旨の説明。9月には東京湾でもやるそうです。

○そして翔さんから、「沖のあの色が少し黒くなっているところ。ほら、あの辺からかけ上がりで深くなっているので、あそこに魚が寄ってくるので狙い目です。」なんて解説もしてもらいました。自前の釣り道具まで持ってきての参加。翔さん、釣りもプロ級のようです。

○10時半前に、翔さん、ヤッター、釣りました。30センチ台のシーバス。今日の優勝です。スタッフが写した写真をアップしました。立派なもんです。 http://twitvideo.jp/02okz なお、後ろには大村も写っています。