大村ひであき活動レポート(2010年8月3日号)
2010/8/3 - PM6:28【7月27日(火) レポート】
午後、「介護・医療・高齢者シンポジウム」(名古屋市公会堂)
○「おひとりさまの老後」をテーマに上野千鶴子先生(東大大学院教授)が基調講演。上野先生は、現代は老後を一人で暮らす高齢者が増えていることを踏まえ、家族に代わるセーフティネットを作り地域の人たちがお年寄りを支えるネットワーク作りの必要性を強調。
○その後、「認知症になっても誰もが安心して暮らせる社会を目指して」と題してパネル討論。コーディネーターは安藤明夫中日新聞生活部次長。パネラーは、上野先生の他、津下一代あいち介護予防支援センター長。遠藤英俊国立長寿医療研究センター内科総合診療部長。阿部正俊全国国保組合協会会長。そして衆議院厚生労働委員会筆頭理事の大村。
○大村からは、高齢者介護や福祉は地域の力が試されていると強調。またこれからは都市部で急速に高齢化が進む。介護は地方の課題ではなく、三大都市圏の最大の課題だと指摘。これに財源の確保を加え、今後の検討を深めていくと申し上げました。大変有意義な会だったと思います。
【8月1日(日) レポート】
午後、がん患者支援プログラムの普及と展開をテーマにしたフォーラムに参加。(主催:NPO法人ぴあサポートわかば会) がん患者支援策についてパネラーとして申し上げました。
○私は4年前に自民党厚生労働部会長として民主党、公明党の皆さんと協議を積み重ね、がん対策基本法を議員立法で成立させました。これを受けて、がん予防と早期発見の推進。がんの拠点病院を全国に作り、そこにがん相談支援センターを設ける。全国どこにいてもがん医療が受けられる体制を整備する。がん研究を推進。などがん対策を強力に進めてまいりました。
○がんの患者さんは152万人。毎年新たに罹患される方が65万人。亡くなる方が34万人。全医療費の1割ががん医療費。最近増えているのが肺、大腸、乳房など。日本人の約3人に1人ががんで死亡する日本で最大の生活習慣病でありこれからも国政の最大の課題としてがん対策を強化充実してまいります。
○このフォーラムはNPOわかば会の主催で刈谷で開かれました。代表の寺田佐代子さんはご自身のがん体験を基に患者さん及び家族の交流を通じてサポートする活動を展開されておられます。相談支援体制をもっと充実させて「がんになってもがんと向き合っていける社会」を実現していくために多くの皆さんとともにこれからも頑張ってまいりたいと存じます。