大村ひであきブログ

9月10日-1

10日午前8時からシンガポール財務省にて、戦略的未来センターのピーター・ホー上級顧問と面談しました。初めに私から、産業集積日本一の愛知県について紹介を行うとともに、本県が注力するスタートアップ戦略の取組及び、10日、シンガポール国立大学(NUS)と愛知県との間で締結する連携協力に関する覚書について説明しました。

ホー上級顧問からは、シンガポールにおいては、MITなど各国の大学が研究開発拠点を設置し、自動運転、ロボット、AI、バイオなどの分野で最先端の開発を進めていること、また、高齢化が急激に進むシンガポールの現状は、大きな課題であり、介護分野、中でも不足する介護人材をロボットでどのように代替していくかについて関心が示されました。
また、地球規模での気候変動による影響で、東南アジアでは、コメ、野菜の収穫、肉類の確保について危機感が共有されており、シンガポールでは食料自給率を上げるため、植物工場などの技術革新で対応していくとのコメントがありました。

さらに、私から大胆な政策で規制改革を進めるシンガポールの未来戦略について質問したところ、上級顧問から、まずは規制を緩和してトライする、トライして課題が見つかれば、政策を柔軟に変更、撤廃する、「サンドボックス(砂場)制度」の紹介がありました。今後の愛知県の政策にも活かしていきたいと思います。。

最後に、私から「愛知県はロボット産業も盛んな産業県でありながら、中部地域随一の農業県でもあるため、ぜひ一度来県いただきたい、また、NUSを始めシンガポール政府、関係機関と連携・協力を進めていく所存であり、さらにお互いのグローバルネットワークを活かして連携し、人材交流、経済交流を強めていきたい、引き続き、ご支援をお願いしたい」と要請いたしました。


戦略的未来センターのホー上級顧問と面談しています。シンガポール財務省にて。


戦略的未来センターのホー上級顧問と。