9月10日-4
10日午後3時30分からシンガポール財務省にて、ヘン副首相兼財務大臣と面談し、産学が集積する愛知の強みや「Aichi-Startup戦略」に沿って本県が進める拠点の整備(ステーションAiプロジェクト)、海外大学・支援機関との連携等について紹介するとともに、シンガポール国立大学(NUS)と締結したスタートアップ支援に関する覚書を踏まえ、スタートアップ支援の発展に向けたシンガポール政府の支援を要請しました。
ヘン副首相兼財務大臣からは、「世界経済が米中貿易戦争、ブレグジット等の問題に直面する中、貿易・投資を促す環境整備は世界各国の経済成長には不可欠。日本は高い技術力を誇る輸出企業が多く、東南アジアの経済発展に大きく貢献している。ベトナムやインドネシア等の隣人も日本への期待は大きく、日本とのパートナーシップをもっと強固にしていきたい。また、人々がより良い生活を享受できるよう、政府は長期的な視点で課題に取り組むことも非常に重要で、高齢化社会が進む中、科学技術とイノベーション、ネットワークを活かせば、例えば人手のかからない看護、遠隔での投薬による介護等、新たなサービスを生むことができ、豊かな生活を実現できる。中でもネットワークづくりは大事で、NUSと進めておられる人材育成等に係る連携は大変ありがたい。」との発言がありました。
これを受けて私から、「愛知には、例えばロボティック手術の分野ではアメリカを含め世界中の多くの国々から研修医が学びに来る大学病院や、NUSとも連携している認知症研究で世界一の国立長寿医療研究センターもあるなど、医療・介護分野における研究開発も盛ん。愛知はフランス・パリ、中国・深セン、アメリカ・テキサス等の、研究開発やスタートアップで世界をリードする国・地域とのネットワーク構築に努めている。貴国との連携にもしっかり取り組んでいきたい。」と応え、ヘン副首相兼財務大臣からも「想いを同じにする知事との協力関係を更に強化していきたい。」と力強い言葉を頂きました。
ヘン副首相兼財務大臣と。シンガポール財務省にて。
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